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えっちな予感!?【おねショタ中編/Scene.8-C】

瑞乃「プロローグはここですっ! あと、グローバルメニュー(スマホの場合は記事下)の『目録』も使って下さい!」
雅加「あと、『ご案内』も活用してほしいな」



「雅加のせいだぁ……腰にくる~」

「だから、ごめんなさい」

 生ぬるい会話を交わしながら歩く、マンション脇の広い駐車場。
 たどり着いた中規模なマンションは、濃いピンクのレンガ造りが、どこか瑞乃さんに似た色彩を帯びている。
 瑞乃さんが設計したわけでもないのに、不思議なものだ。

 申し訳程度のエントランス。
 錆びた階段を目指していく瑞乃さんを、ボクはエレベーターを指差して止める。

「疲れてるならエレベーター使おうよ?」

「エレベーターはトラウマ」

 立ち止まりもしない瑞乃さん。

「はぁ?」

 追いついて、その顔をのぞき込むと、確かにとても苦い顔をしていた。

「前にね、ボタンを押し間違えて、〈あ、6じゃない、こっちだよ。あ、やっぱりあっちで良かったんだった〉──とかやってたら、ガクンッ! って」

 ──実に、心臓に悪い話だ。

「事故!?」

「事故っていうより、誤作動ね。一階まで急降下よ。大家さんに怒られちゃった。〔鉄と人肉のハンバーガー〕になっても知らんぞえぇって」

 なんだか、無性に心もとなくなってきた。
 さっきまでのハチャメチャな運転。
 それから、ボクの部屋へ入ろうとして負った、小指の怪我。

 ちょうど踊り場に着いたのをいいことに、ボクは彼女を白い壁に押しつけた。

「瑞乃! 天涯孤独だからって、自分を粗末にするのはやめてよ! 一つ一つの動作に気をつけて!」

 ボクから視線を斜め下へとそらして、

「ごめん、わかってる……」

 瑞乃は面倒そうに答える。
 疲れのせいか、ボクの心を理解できていないんだろう。

 逃げようとする瑞乃の肩をつかんで、ボクは切々と訴える。

「恋人を救えなかった悔しさとか、両親の勝手な無理心中のせいで、自分を投げやりに扱うようになっちゃった気持ちはわかるよ。でも今はもう、瑞乃の命は、瑞乃一人の命じゃないんだ! ボクっていう衛星が、君を頼りに回っていることをイメージして、自分を大切にしてほしいのさ」

 その言葉を投げている間に、瑞乃の表情はみるみる、優しいリリシズムを取り戻していっていた。
 そして、

「やっと、呼び捨てにしてくれた」

 と、またその一言。
 そのあえかな笑顔が愛しくて、ボクは彼女をそっと抱きしめる。
 黙々と生命活動を続ける体の温もりを、鼓動を、ボクはなによりも尊く感じた。
 それは、ボクが生まれて初めて感じた、かけがえのない感情──。

「良かった……良かった生きてて……。瑞乃が自分を粗末にする間に、命が失われなくて良かった……」

「雅加、そういうことは、部屋に着いてから言って……」

 涙に濡れた瑞乃の声。
 彼女の肩に顔を乗せたボクには、彼女が下半身をも濡らしていることがわかった。
 なぜなら、瑞乃の着たワンピースの肩口からは、彼女の秘められた部分から漂う、生々しい海の匂いが吹いてくるものだから。

「瑞乃……ごめん」

 歩きにくそうになった瑞乃の手を引いて、ボクが先を行く形になる。
 案の定、ボクの言葉に反応した彼女は、足の動きがぎこちなくなっていた。

「これ、毎日歩いてるの?」

 照れを隠すように訊くと、瑞乃は震える声で答えてくる。

「う、うん。まあ、ぃい運動よ」

 その膿(う)んだような情感が、ボクを苦しくさせてきた。
 いつしかボクの〔あれ〕も、足を動かすたび、激しく下着に擦れるようになっている。

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 瑞乃の部屋は、6階の奥。
 鍵を鍵穴に挿す、その動作を、瑞乃はなぜか、意味深な遅さで行なっていた。
 そして、

「入って」

 余裕のない瞳でボクを誘い入れる。
 開かれたドアをくぐると、むわっと、瑞乃の匂いが肺全体に充満してきた。

 ガチャン、カチャッと、瑞乃がドアと鍵を閉める音に秘められた、切ないくらいに甘い予感。

「お邪魔します」

 一応の挨拶をすると、瑞乃は信じられないような早口で告げてくる。

「そんなこと言う必要はないの、ここは君の家になるんだっかっ……らぁぁぁあああ私もう」

「瑞乃?」

 瑞乃は股間をこすり合わせながら、息を荒くしていった。

「雅加、さっ、先に部屋行っへ服ぉ脱いれててて」

 噛み噛みな言葉に、それとは裏腹な速い口調。
 彼女のなかで恐らく、恥じらいと欲求がせめぎ合っている。

「…………」

 あまりの愛くるしさにボクが見つめてしまうと、瑞乃はとうとう下腹部を押さえてしゃがみ込んでしまった。

「ぅうっ、先、脱いでて──」

「う、うん」

 ボクは全身に火の粉を打ちつけられるような興奮と共に、廊下を歩いていく。
 事実上の、初めての性交への期待に、心を沸き立たせながら──。

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