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ドジっ娘ナースと引き男の娘の、ハチャメチャ逃避行!?【おねショタ中編/Scene.8-B】

瑞乃「プロローグはここですっ! あと、グローバルメニュー(スマホの場合は記事下)の『目録』も使って下さい!」
雅加「あと、『ご案内』も活用してほしいな」
瑞乃「今回も前半だけは一番の見どころ! 御形ペンペン草こと浅名優菜がね、足りない脳を必死にふりしぼりながら、無駄な足掻きを四苦八苦をして情景描写をした部分らしいです! 心して読んで下さいね~♪」
雅加「瑞乃さんのドジが全開の後半こそ面白いと思うけど……」
瑞乃「いぢわる……」


joy

 そんなきらめく時間は、突然遮断されてしまうことになる。

「ターーーーーーーーーイムっ!」

 黄色い効果音エフェクトを立てて急停止する車。

「どうしたの瑞乃さん!?」

 シートベルトを着けていなければ、ボクはフロントグラスに頭をぶつけ、逃亡から数分でお陀仏だったかもしれない。
 瑞乃さんはブンとこっちを向いて、鋭い眼で慌てたようににらんでくる。

「ちょっと、また、さん付けに戻ってる? あーもうっ! せっかく呼び捨てしてくれたと思ったのに!」

 ボクのなかで、張りつめていた力がすぅっと抜けた。

「急ブレーキかけて停車してまで問いただすことかな……?」

 それにまた、ボクの発言に対して、なかなかの時間を置いてから反応している。

「遺憾だよ! それはイカンよ! 女にここまでのことさせておいて、その女の言うことを聞かないなんて悪い子だ!」

 よくわからないけど、瑞乃さんもこういう事態になって興奮しているのかもしれない。
 さっきまでは、〔少年をさらいに来たカッチョイイお姉さん〕を気取っていたのだろうけれど。

「これ、前後に車が走ってたら大変なことになってたよ?」

「もーう、わかってるよぉーだ」

 瑞乃さんは頬を膨らませながら、再び車を走行させる。
 なんなんだろう? ボクと瑞乃さんって。
 それがちょっぴり不可解で、微笑ましかった。

 住宅街を抜けた車は、果てることなく続く、店やビルの森を走り抜けてゆく。
 ときには、スーパーマーケットの光が、快速列車が駅のように流れ去り。
 ときには、トンネルの黄色い電灯が、瑞乃さんの横顔をネガのように演出し。
 ときどき、建物が途絶えた空き地の向こうに、集合住宅の灯かりの群れが見えたりすると、この世の広さに心細くなって、そっと瑞乃さんに身を寄せる。

「大丈夫。私がついてるから、もう、大丈夫」

 ハンドルを器用に動かしながら、少し低い声でそう誓ってくれる瑞乃さんが、ボクには女神にしか見えなかった。

「ありがとう……」

 同じような景色の繰り返し。
 最初は刺激的だった外の世界も、種が割れてしまえば単調なもの。

 流れていく街灯かりのドラミングに、瑞乃さんのくれる平安。
 どっと眠気が押し寄せてきて、ボクは瑞乃さんの体に身を預けたまま、ゆっくりとまどろんでいった。

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 どのくらい眠ったのか……
 ボクにまた、急ブレーキの洗礼が襲いかかってきた。
 安らかな眠りを乱暴に遮断されて、瑞乃さんを少しだけにらんでしまうと、彼女の口からは予想の斜め上をいく言葉が。

「やばぁっ! 私のうち、通り越しちゃった!」

「はぁあ!?」

「は、ははは、はは、引き返せば問題ないよ。ふふ。てか、ここどこ?」

 不穏な照れ笑いが、非常に興味深い。
 電車ならともかく、自ら運転する車で、どこをどうすれば、帰るべき場所を通り越すという芸当が可能なのか。

 気づけばもう、空は静穏な水色に染まっている。

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 思ったより早く、車は停車した。

「着いたの?」

 けれどおかしい。
 車が停まったのは、寂れたオフィス街だからだ。どう見ても、人の住める場所ではない。

 瑞乃さんの顔をのぞき込むと、彼女はなぜか、終わった笑顔で小刻みに震えている。

「いかん。これ、ガ・ス・欠、だわ」

「え」

 ──ボクたちは近くのガソリンスタンドまで、車を押していくハメになった。
 しかも、黙々と車を押すボクに対して、

「重いィ……夜勤明けの体が悲鳴あげてる~……もうやめてぇ、朝苗瑞乃のライフはもうゼロよぉ……今日も仕事あるのにぃ……」

 瑞乃さんはこのボヤキよう。

「まあ、頑張ろうよ」

 すると突然、瑞乃さんはハッと思いついたように笑顔を浮かべる。

「そうか!? ──じゃあ私の作戦成功だ! いやー私はねー、運動不足の君を頑張らせるために、わ・ざ・と、家を通り越してここまで来たのよ! ガス欠になるのも計算済みでね! これもボランティアの一環ってわけ! わかったかしら?」

 ボクに投げる不敵な(つもりの)ウィンクが、とてつもなく強張っている。
 ここまで明白な後付けの理由が通ると思っているところがもう……
 こんな逃避行、あるだろうか。

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瑞乃「クライマックスまっただなか! ちょっとでもドキドキしてくれた人は、ぜひランキングバナーをクリックして下さいね☆」
雅加「瑞乃のドジで全てが台無うわなにをするやめr」
瑞乃「フンpig あ、あと、ブログ拍手もとっても嬉しいでーすっ!」




カテゴリー: Scene.8【君をさらいに行く】, ドジっ娘ナースが引きこもりのボクに行なったHなショック療法のこと タグ: , , パーマリンク