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ドジっ娘ナース登場!【おねショタ中編/Scene.1-A】

雅加「プロローグはここ。あと、グローバルメニュー(スマホの場合は記事下)の『目録』も使ってほしいな」


 翌日。
 ボクは部屋の真ん中で膝を抱えていた。
 まるで、これから罪を暴かれる被告人の気分だ。

 とりあえず、今日の日が早く終わってほしい。
 そして、ボランティアの人がなにをしても無駄だということが、両親に伝わればそれでいい。

 やがて、淡々と鳴り響くチャイム。
 処刑を待つ罪びとというのは、こんな気分なんだろうか。

 次に、母親とボランティアの女性が話す声が聞こえる。
 なにを言っているのかまでは聞き取れなかったけれど、どうせ、よろしくお願い申し上げます、とか、私にお任せ下さい、とでも言ってるんだろう。
 ただ声を聞く限り、その女性という人は意外にも、かなり若いようだった。

 かたかたと階段をのぼってくる、聞き慣れない足音。
 ボクがギロチンの前に立ったような気分になったところで、ドアの向こうから声が聞こえてきた。

「やっほー引きこもり少年! そっから出てきてちょうだいよ!」

 ずいぶんと健康的な直球勝負できたものだ。

 ボクはまず、無視作戦でいくことにした。
 どうせドアには鍵がかかっているんだから、入ってこれはしない。

「さっそくダンマリ攻撃か!? 黙ってたって解決しないぞぉ?」

 声は若くて綺麗。
 だけれど、こんな方法で問題を解決へ導けると思ってしまえる時点で、ヤブ医者同然の人間であることは間違いない。

 次は当然、扉を叩くという手段に出る彼女。
 なんだかもう、ベタすぎて逆に憐れに思えてきた。
 それも、力が足りないのか、とことことネズミの歩くような音しか発せていないのがもう……。

「おーい、返事くらいしてよぉ! 話くらいさせてほしいな! なにか言えっ!」

 さすがに、その甲高い声は不愉快だ。
 ボクは重い口を開けて、ドアの向こうへ拒絶の声を投げる。

「そのつもりはっ──ありません!」

「ふーん。──なんで?」

 結果的には会話を交わしてしまっているのが、この上なく不愉快だった。

「あなたとボクは心を通わせられないと、そう確信できるからだ!」

「理解できないなら話し合おうよ。私が聞いてあげるから、とりあえず出てくるか、私を部屋に入れるかしてちょうだいな」

 話し合いでなんとかなると思っているその甘さが、ボクは嫌だった。

 もう、なにも言えないし、言う必要もない。

 真空の沈黙がしばらく続くと、女性は熱血教師的な手段に出る。

「ぐっぬぬぬぬぬっ! ならぶっ壊すまでだぁ!」

 やれるものならやってみろ、という気分だった。
 ドアを突き破るなんて、いつの時代の話だろう。

 結局、無駄すぎる悪あがきをしていることに気づいて、そのまま帰ってほしいと、そんなことを考えていると……
 がたっ、と、鈍くてもろい打撃音。

 そして、

「──いったぁぁぁぁいーっ!」

 この叫び声である。
 なにがどうなっているのやら……。


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カテゴリー: Scene.1【トンデモお姉さん登場】, ドジっ娘ナースが引きこもりのボクに行なったHなショック療法のこと タグ: , パーマリンク