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セーラー服の男の娘とコスプレ少女が急接近!【COS-JK-10】

瑞乃「冒頭はここでーす! あと、雅加って人物が出てる小説はこっち。さぁ! このスーパーナース・朝苗瑞乃の再登場も近いのかしらぁ!?」
夕菜「うっさいなぁ……あなたの出番、当分ないと思うで?」


sweat_smile

 その雅加まさか君──
 その名前のせいで彼は、〔そのまさか〕なんてからかわれて、イジメの対象になっていた。
 そして私は、そのイジメを見て見ぬふりしてしまった。
 でもそこは、
〈亞花音さんのイジメを見て見ぬふりしていたボクも同じだから、お互いさまだよ〉
 ということで、たまに連絡を取り合っていた。

「園君? どうして……」

 届くはずのない私のひとりごとに答えるように、園君は玄関の前で叫びつづける。

「クラスの一部の連中が、最近この家の前をウロウロしてるって聞いて──、ねえ、いるんでしょ? いるんでしょ亞花音さん!」

 彼は退学した後も、私のことを色々と気にかけていてくれたから、おそらく裏サイト伝いに、色んな情報が耳に入ったに違いない。
 そして、チャイムを押しても親が出ない。
 そしてそして、私は外出するような人間じゃない。
 そんな事実が合わさって、彼は悟ったんだと思う──私になにかあったことを。

「亞花音さん!?」

 私を必死に心配してくれる園君。
 心の壊れかけた私には、その声が痛くて仕方なかった。

「帰って…………帰ってぇーっ!」

 開いた窓のほうを向いて、思いっきり叫ぶ。
 園君が、庭を通って窓の下へと移ってくるのが、その不穏な靴音でわかった。
 彼は開け放たれた窓を見て、いよいよ取り乱しだす。

「亞花音さん! もしかして、あいつらになにか……!?」

 さっきのことを、第三者に知られてしまう……
 その激烈な羞恥心から、

「やめて! 帰ってって言ってるでしょ!? あなたに私の気持ちなんかわからない!」

 私はけたたましく叫んでいた。

 重たい気まずさを含んだ沈黙。
 園君は、きっと庭に立ちすくんで、どんな言葉をかければいいのか、必死に考えている。
 そのことが、私の心にほんの少しの落ち着きを与えてくれた。

 彼は、必死にひねり出す、という感じで私に語りかけてくる。

「突然に、理不尽な苦しみを押しつけられて、自分の心なんか壊れちゃえば楽なのにって思う気持ち、わかるから」

 ──普通に、ただ落ち込んでるくらいだったら、園君の言葉に感激していたと思う。
 でも今の私に、言葉だけで立ち直ってしまえるような余裕はなかった。

「わかるわけないでしょう──!? もう、放っておいて!」

 その拒絶に対する答えは、意外にもすぐに返ってくる。

「わかるよ! ──ボクも、クラスメイトに部屋に押し入られて、似たようなこと、されたことあるから!」

「えぇっ──!?」

 信じられなかった。
 男子の彼が、そんな目にがあるのかと。

「とにかく、とりあえず顔を出してくれないかな? こんなこと、こんな大声で話すことじゃないでしょう」

「ごめん。待ってて」

 私は適当な私服を身に着けると、玄関へ向かった。

door

 玄関を開ける、という行為は久しぶりのことだった。
 やけに重く感じるドアノブに手をかけて、扉を開くと、

「えぇっ!? どなたですか!?」

 私はキツネにつままれたような気分になった。
 玄関に立っていたのは、──セーラー服姿の女の子だったものだから。
 もちろん、見ず知らずの。
 そしてなぜか、この人はサングラスをかけている。

「ボクだよ」

 その第一声で、戸惑いは驚きに変わった。

「え、園君!? どういう……」

「とにかく、このままじゃ……」

「うん」

 私に迎え入れられて初めて、彼はサングラスを外す。
 やっぱり、顔は私の知っている園君、なのだけれど、セーラー服に身を包んだ彼は、どこからどう見ても女の子。
 そして、サングラスの向こうにあった彼の表情は、とても暗い情緒を含んだ真顔だった。

sunglasses

 キッチンのテーブルをはさんで、微妙な距離で向かい合う私たち。

「ごめんね。こういうときって、普通はお茶でも、出すんだろうけど」

 お茶を入れる力すら、今の私にはなかった。

「お茶なんか淹れてる力もないでしょう、今の君には」

 私の心を読んでくれる園君。
女装セーラー服
 それだけなら心温まるやりとりなんだけれど、彼が身に着けたセーラー服のせいで、どうにも奇妙な空気になってしまう。

「ねぇ、どうして、そんな格好で来たの?」

「ボクも同じだって──言葉じゃなくって、じかに伝えたくって」

「どうして、私がコスプレ好きだってこと……」

 園君が私と同じ趣味を持っていた──という驚きより、なぜ彼が私の趣味を知っているのかという恐怖のほうが、私のなかでは先立ってしまった。
 私がひんやりとしたいぶかしさを感じていると、園君は実に申し訳なさそうに頭を下げてきた。

「ごめん。裏サイトを覗いちゃったんだ」

「私のこと、裏サイトに……?」

 茫然と訊く私。
 園君はそれを見て、言葉を選びながら話してくる。

「もう、今の君は、〔これ以上なにに傷つくのか〕っていう状態だと思うから言うけど、裏サイトでは、君のコスプレ癖のこと、散々話題になってる」

 確かに、園君の言うとおり、それを聞いても全然傷つかない自分がいた。
 おそらく、房川先生が裏サイトに、私のコスプレ癖の情報を流したんだと思う。

 コスプレを趣味にしていることをさんざん貶されて、プライドのすべてを破壊されて、なおかつコスプレ衣装といっしょに〔廃棄物〕にされて……
 本当に、これ以上、私には傷つく余地がないんだと思う。

「あの四人が私のことを調べてるっていう情報は、どこで知ったの?」

 感情を失くしかけた私の、淡々とした質問。
 彼はあの学校を中退したのに、なぜそんなことを知っているのかと。
 これはまるで、辛気臭い事情聴取のようだった。

 けれど園君が、じっと、私に意味深な視線を送ってきたことで、この冷めた空気は一変する。

「ボクね、ずっと君のこと、なんとなく気になってたんだ。クラスに馴染めていないことも、一部の連中から快く思われていないことも、ボクと同じだったから。だから悪いけど、中退した後も、あのクラスの裏サイトはいつも確認してたし、〔岩沙の家の前で集合〕とかいう書き込みがあったりしたら、この家まで様子を見にきたりしてたんだ」

「園君……」

 初めて、ほんの少しだけ、誰かに自分を肯定されたような気分だった。
 目をうるませだす私が、かえって哀れに見えたのか、園君はテーブルに両手をついて頭を下げてくる。

「ごめんなさいっ! ボクの行動がもっと早ければ、君をこんな目には……っ。あいつらが不穏な動きしてることも知ってたのに──最近のボクは、自分のことばっかりで……」

 私は思わず、彼の真横に駆け寄っていた。

「私のほうこそ、あなたを助けられなくて──クラスメイトの、あなたへの仕打ちのことも知ってたのに、ずっと見て見ぬふりで、ごめんなさい」

「前にも言ったでしょう? それはお互いさまだって。それにボクは、──ある人によって救われたし」

 顔を上げて、はにかんだ笑顔を見せる彼の姿は、とても弱々しくって、

「雅加君、女の子みたい」

 思わず、そんなことを口走ってしまう。
 雅加君は自分の着たセーラー服を見下ろして、

「ボクたちみたいな人間が、ストレスを紛らわせられる行為なんて、コスプレくらいしかないよね」

 と、苦笑い。
 そのとき私は理解した──
 彼はまさにこのために、セーラー服を着てきたんだって。
 私と自分がであることを、言葉じゃなく、体でもって示すために。

 そして、さっき彼は、私と同じ体験をした……と言っていた。
 セーラー服姿が衝撃的だったせいもあって、順序が逆になってしまったけれど、そのことを改めて訊こうって、思った。

「じゃあ、雅加君も、自分でコスプレして、その……ところを見られて?」

「ああ、海堂にね。脅されて、たぶん、君がされたことよりは、ひどくなかったかもしれないけど」

 海堂君というと、元気で豪快な人気者……というイメージしかなかったものだから、それはとても恐ろしい現実だった。

「海堂君がそんなこと……あのクラス、どうなってるの?」

 雅加君はガタっと立ち上がると、私を真っすぐに見つめて、

「狂ってるんだよ、あの学校は」

 と言ってくれた。
 私はどんなに、この言葉を望んでいたか……。

「雅加君……」

「狂ってるのはあのクラスなんだから、亞花音さんがもし、〔私がイケナいんだ〕とか、そんなふうに自分を責めてるなら、それはやめてほしいんだ」

「うっ……」

 涙をこぼす私を見ると、とうとう彼は私の両肩に、その細くて白い両手を乗せてくる。

「亞花音さんは、なにも悪くないし、なにも間違ってない! あんな腐ったクラス、普通に通っていられるほうがどうかしてるんだよ!」

 たぶん、生まれて初めての、はっきりとした肯定。
 感情を抑えきれなくなって、思わず抱きついてしまうと、雅加君は私を肯定する力で、しっかりと抱きしめ返してくれる。
 私はただずっと、セーラー服の大きな襟に顔をうずめて、子供のように泣きじゃくっていた。

sob

瑞乃「な、なにやってんのコレ? しかも雅加がセーラー服姿とか、エロフラグまでビンビンじゃない!? ( ゚,_ゝ゚)バカジャネーノ!?」
夕菜「あ、ははは。これじゃランキングバナーを置いても、瑞乃さんに撤去されちゃうわな」
瑞乃「当たり前でしょヽ(`Д´)ノ」
夕菜「でもさ、ランキングバナーならサイドバーにもあるし……ね」



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